英語多読が6ヶ月続いたので報告します。
今回からタイトルを変更しました。今の私の実力で多読中心でやっていくためには、Japan Times STだけでは効率が悪そうだと判断したからです。
しかし、多読中心という方針は変えたくないので、語彙制限本も含めた多読ということで今月からは報告して行こうと思います。
前回の記事はこちら
kyoutaro-fan.hatenablog.com
方針を変更した経緯
前回の報告でお知らせした通り、3ヵ月連続で読む速度が全く向上していなかったことが原因です。また、SSS多読に関して改めて調べたところ、圧倒的に量が不足しているかな?と思いました。なにせ、Japan Times STは一週間で1万語程度です。従いましてこれまでの6ヵ月の累計が24万語程度になります。しかも、中には極端に難しい文章も結構含まれています。今の実力でどこまで吸収できているのか不安があります。そして、SSS多読では30万語を超えた当たりから少し感覚が変わってくるというような体験談が多かったのです。半年かけてその30万に届かず、その吸収度合いについても疑問が残る方法をこのまま続けていてもいいのか?と自問しました。その結果、新聞はこのまま継続しながらその他の時間で別途SSS多読式の多読を行い半年で100万語を目指すことにしました。
私の最初の目標が、なるべく不自由なく英語の小説や雑誌を読めるようになりたい、というものであるという点が大きいかもしれません。つまり、よりReadingに特化して勉強して行こうということです。今までのやり方でもずっと続けていけばジワジワと効果はでてくるだろうな、とも思っています。
この1ヵ月の読書量
ブランド | レベル | 語数 |
---|---|---|
Peason's Graded Readers | Starter | 996 |
Peason's Graded Readers | Lv1 | 1947 |
Peason's Graded Readers | Lv1 | 1881 |
Peason's Graded Readers | Lv1 | 1635 |
Peason's Graded Readers | Lv1 | 2031 |
Peason's Graded Readers | Lv1 | 2077 |
Peason's Graded Readers | Lv1 | 1524 |
Cambridge English Readers | Starter | 2032 |
Cambridge English Readers | Starter | 2043 |
Cambridge English Readers | Starter | 2093 |
Cambridge English Readers | Lv1 | 3490 |
Cambridge English Readers | Lv1 | 3798 |
Cambridge English Readers | Lv1 | 4153 |
Cambridge English Readers | Lv1 | 3787 |
Oxford Factfiles | Stage1 | 5529 |
Oxford Factfiles | Stage1 | 5140 |
Oxford Factfiles | Stage1 | 4640 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 5840 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 5240 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 5775 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 5825 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 5400 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 6600 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 5440 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 5800 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 5270 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 6230 |
Oxford Book Warms | Stage1 | 6010 |
Peason's Graded Readers | Lv2 | 7438 |
Peason's Graded Readers | Lv2 | 4890 |
Peason's Graded Readers | Lv2 | 7125 |
Peason's Graded Readers | Lv2 | 9179 |
合計140,858語
+Japan Times ST 約3万語(1週間休刊があったため)
6ヶ月で100万語を目指しているので、1ヶ月16万7千語程度必要です。ということで今月はそれなりによいペースで読めたことになります。
読む速度はどうなったのか?
また得意のMagic Tree Houseシリーズで測定してみました。
Vacation Under the Volcano (Magic Tree House)
- 作者: Mary Pope Osborne
- 出版社/メーカー: Random House Books for Young Readers
- 発売日: 2010/06/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
それでいて、74wpmという速度になりました。過去3回連続65wpm近辺だったので急に進歩した事になります。簡単な英語でかなり量をこなしたので、その成果が出たということでしょうか。よく簡単すぎる英語をいくら読んでも効果はない、というような記事を見かけることがあります。私の取ってはYL2という中学生レベルの内容が全く簡単すぎるレベルでは無いようです。
理解度は?
YL2の本を読んでいると、おや?と思うことが多いです。1冊読んでも知らない単語は固有名詞とその他に2個くらいしか出てこず、文法的にも中学レベルに制限されているのですが、素直に理解できない文がところどころに出てきます。また、時間をかけてじっくり構文をとれば理解できる文もスピードに乗っている状態ではスッと頭に入ってこない場合も多いです。このため、Oxford Book WarmsのStage1に入ってから読む速度が70wpm台に低迷を続けています。10冊パックを買ったので、10冊読んでいるうちになんとかなるだろうと思いましたが全くなりませんでした。しかし、ここで焦って無理に読む本のレベルを上げてしまうと挫折した前回の二の舞いになってしまうので、追加でStage1を購入して多読に励んでいます。SSS多読のサイトには構文を取るという意識すら頭にない状態で自然と英文を前から理解できている状態になる必要がある、とか書かれていまいた。私の場合には、90wpmを超えたあたりからそういった実感が持てるようになってくるようです。正直自分の進捗の悪さにイライラします。が、才能がないのだろうと諦めて地道に努力を続けるしかないと思っています。
まとめ
- SSS式の多読も追加し始めました
- 約1ヶ月で32冊、14万語読んで見ました
- 簡単な英語の多読で読む速度が1割以上向上した
- 理解度は基礎の基礎からもう一度再確認している状態
この1ヶ月は、ほぼ以前に買っていた本の再読という形で目立った出費はなかったのですが、もう30冊となるとそれだけで、2万円以上かかる事になります。出費が痛いですね。語彙制限本を貸している図書館が近隣に全くないので、もう少し図書館には頑張って欲しいです。YL3になったときなどに再読する。娘が英語の勉強し始めたら読ませる。など、投下した資本の効率的な活用方法は別途考えていく必要がありそうです。
SSS多読で理解していなかったこと
最近、読む速度を上げていく為にSSS式の多読を再会しています。再開というのは、以前に一度挫折していると言うことです。進め方を詳しく教えてくれる人が周りにいれば挫折しなかったかなと思います。私の理解度が低かったために挫折の原因になったことについて書きます。
以前挫折したパターン
以前に私が実際に挫折したパターンを紹介します。語彙制限本を適当に買って来て、何冊か読んでもみました。この頃は読む速度を全く気にしていなかったので、1冊読むのにどのくらいかかったのか?わかりません。が、それなりに読むことができました。そこで、早くレベルの高いものを読みたいという思いと、たくさん本を買うと出費がかさむということもあり、トントンとレベルを上げていきました。また、語彙制限本はつまらないものもあったりして選ぶのがめんどくさい。やっぱりネイティブ向けの生の英語に触れたい、という想いが強かったため、児童書に手を出し始めました。
今思えば、これが大きな間違いでした。SSS多読でYL2に分類されている児童書でも、語彙制限本のレベル2とは難易度に大きな違いがあります。子供用とはいえネイティブ向けなので、語彙のレベルも表現のレベルもワンランク上だと思います。読むのがジワジワと嫌になっていき、結局挫折しました。
最大の理由は読むとすごく疲れるからです。読んだ後に達成感よりも頭の疲労感が半端なかったです。気持ちよくないので、自然と手が伸びなくなっていき、自然とやめてしてしまいました。
挫折しない為に
また挫折してしまうかもしれないですが、あの当時にしっかりと理解しておくべきであったと思うことを書きます。
読む速度がものすごく大事
最初のポイントは読む速度です。これは本当につい最近まで全くキチンと理解できていませんでした。個人差が当然あると思うので皆様実際に体験して欲しいです。以下に私の目安を書きます。
65wpm以下
かなり疲れるし、あまり内容が頭に入ってこない
65〜80wpm
それなりに話に入り込める。読み終わりに結構疲れがドッとくる
80〜100wpm
かなり集中できる。たまに、意味がうまく取れずにアレ?ってなる。そんなに疲れない
100〜120wpm
日本語を読んでる程ではないけど、結構近い感覚で読める。ほとんど疲れない。
120wpm以上
出たことがないので不明。250wpmがノンネイティヴとしての目標値らしいが一体どういう感覚になるのか、楽しみ
スピードが出なければ語彙制限本のレベルをどんどん落としていけば、結構簡単にスピードが出るもので、それもびっくりしました。また、おかしな話かもしれませんが、スピードが出れば出るほど理解度も上がるものです。
私はしばらくの間、Japan Times STとYL2の児童書しか読んでいませんでした。これを結構疲れるなと思いながら、半年ほど継続して来ました。65wpm以下の低速でちまちまと続けて来ました。これはこれで今の実力のベースを作ってくれたと思っています。が、もっとレベルの低いものを高速に読んでいくことも大事だし、こちらの方が疲れないので挫折する可能性が低いのかな?と思います。
語彙制限本には読む順番がある
当たり前だろ!と思うかもしれませんが、語彙制限版には読む順番があります。レベル1を読んでからレベル2に行く、みたいな単純な話に出はありません。語彙制限本は、基本的に英語以外の他のヨーロッパの言語のネイティブが英語を学習する際に使う、ということをメインにデザインされているようです。従って、レベルがひとつ上がると結構急激にレベルが上がります。というのも、ヨーロッパの他の言語は大体が英語の親戚のような言語だからです。日本語を母語とする我々日本人とは英語に対する感覚が少々違うのです。ですので1種類の語彙制限本を使って多読を進めていくと、レベルを上げたときに挫折が起こりやすいようなのです。
では、どうするか。SSS多読では複数種類の語彙制限本を使用して、このギャップがなるべく小さくなるように手順を作ってくれています。私はこのことに気がついていなかった為にこのレベル間のギャップに大いにハマりました。
特にレベル1とレベル2のところに罠があります。というのも、語彙制限本の中でOxford Bookwormsのレベル1はYL2に分類されているのです。つまりYL1の本に突入したての頃に、レベル1の本を読めばいいのね!って思って、Oxford Bookwormsに手を出すと、
なんじゃこりゃ!全然読めん!
ってなります。逆に他の会社のレベル2に入る前に読むのが最適ということになります。
以下に代表的な会社とレベルとYLの対応をまとめます。
-------------------------------------------------------------
YL 1.0-1.4 Penguin Readers Level 1
YL 1.4 Cambridge English Readers Level 1
-------------------------------------------------------------
YL 2.0-2.2 Oxford Bookworms Stage 1
YL 2.2-2.6 Penguin Readers Level 2
YL 2.6-2.8 Oxford Bookworms Stage 2
YL 2.6-2.8 Cambridge English Readers Level 2
-------------------------------------------------------------
YL 3.2-3.4 Oxford Bookworms Stage 3
YL 3.2-3.8 Penguin Readers Level 3
YL 3.6-3.8 Cambridge English Readers Level 3
-------------------------------------------------------------
YL 3.8-4.2 Oxford Bookworms Stage 4
YL 4.0-5.0 Penguin Readers Level 4
YL 4.5-5.0 Oxford Bookworms Stage 5
YL 4.5-5.0 Cambridge English Readers Level 4
-------------------------------------------------------------
YL 5.0-6.0 Penguin Readers Level 5
YL 5.5-6.0 Oxford Bookworms Stage 6
YL 5.5-6.0 Cambridge English Readers Level 5
-------------------------------------------------------------
YL 6.0-7.0 Penguin Readers Level 6
YL 6.0-6.5 Cambridge English Readers Level 6
このように各社のレベル分けにはバラツキがあるようです。逆にそこをうまく活用してあげることによって語彙制限本のレベルをあげたことによるギャップを上手に埋めることができるようです。
この件については自分で実践してみて、また結果を報告しようと思います。
まとめ
- 多読は我流でやると挫折しやすい
- 常に読む速度を意識する。速度が遅い場合はしばらくレベルは上げない
- つまり、自分にとってすごく簡単なものを内容理解重視で読む
- 語彙制限本は複数社のものを混ぜて使い、レベルアップ時のショックを和らげる
今、ピアソン(Penguin Readers)のLevel3はなんとか読める状態です。おそらくものすごく遅くて良ければ、Level4も読めます。が、自分でまとめた法則に従って、Oxford BookwormsのStage1を読んでみています。本当はもっとレベルを下げても良いかもしれないくらいです。今度こそ挫折しないように焦らずじっくり行こうかと思います。
音読パッケージとSSS多読の関係
英語完全上達マップでお馴染みの音読パッケージとSSS多読の関係について考察してみたいと思います。
音読パッケージ
音読パッケージとは中学校の英語の教科書レベルの教材を繰り返し音読するというものです。一つの意味を持った文章の塊をリピーティングやシャドーイングで30回程度繰り返す。これをさらに何セットか繰り返す。こうすることによって英語の基礎を完全に自分の中に取り込んでしまおうという学習方法です。
詳しくは以下を参照してください。
SSS多読
SSS多読は語彙制限本を中心にひたすらに易しい内容の本を多読することによって英語力を伸ばしていこうという学習方法です。
詳しくは以下を参照してください。
共通点
最近ようやっと気がついたのですが、この二つの学習方法には共通点があったということです。
音読パッケージは一つの教材を学び尽くす。SSS多読は一つ一つを軽く読み飛ばしてどんどんたくさんの本を読んでいく。一見全く正反対のように思えます。が、目指しているものに一部一緒のものがあることに気がつきました。
それは、中学英語を徹底的に頭に刷り込む、ということです。音読パッケージは中学2年、3年レベルの教科書のような内容を徹底的に読みまくり、そこから学び尽くすこと。SSS多読でも、語彙制限本のレベル2、レベル3がちょうど同じくらいのレベルにあたります。このあたりのレベルを徹底的に読み込んで、レベル3だけで100万語読んでもよい、くらいのことが書かれています。
中学英語レベルの内容をじっくり考えて読むのではなく、無意識のうちに一瞬で処理できるくらいに習熟してしまおうという点が、両方の勉強法の共通点であると考えます。つまりそれだけ中学英語は大事ということでもあります。
どっちのやり方が良いのか?
ではどちらのやり方が優れているのでしょうか?こう言うと身もふたもないですが、人によります。私には音読パッケージは合いませんでした。このやり方は何より根気が必要です。同じ素材を何十周もするので。しかし、シャドーイング、リピーティングが基本となっているので、発音や英語独特のリズムになれることができるなど、SpeakingやListeningの基礎を作ることもできそうです。負荷が高いだけに見返りも大きいのかもしれません。
一方のSSS多読ですが、こちらはとにかくお金がかかります。語彙制限本はどれだけ薄っぺらいですが普通の本1冊分の値段がします。当面の百万語を目指すだけでも最低数万円はかかります。〔図書館にあれば超ラッキーですが〕また、学習の進め方が非常に難しいです。これで私は一度挫折しました〔挫折してばっかりですね〕。しかし、当然良い点もあります。それは一生ものの多読技術が身につくということです。英語の超上級者になる為に多読は不可欠です。また、英語を勉強している人の中には英語の文献〔小説、論文、ビジネス書など〕を読みこなしたいから勉強するという人もたくさんいると思います。つまり早いうちから多読になれることができ無駄がないと言えます。
つまり、どちらの勉強法も一長一短あります。自分の性格や趣味や現在の英語のレベルで各自判断する必要があります。
まとめ
- 音読パッケージとSSS多読には共通点がある
- それは中学英語を一瞬で処理する力を身につけること
- どちらのやり方も一長一短
- 自己判断であっている方を選べば良い
英語完全上達マップについては実践記をまとめている方がたくさんいらっしゃるようです。が、SSS多読については進めていく上での苦労やポイントなどをまとめている人があまり見当たらないような気がします。少しでも皆様の参考になる記事がかければ良いなと思います。
英語を読む速度を上げたい
英語を読む速度が遅すぎるので、速度をあげるために何か対策を打っていこうと思います。
必要な速度
何度か別の記事にもかきましたが、ネイティブが話す速度は大体200wpmだそうです。ですので、200wpmで読むことができると、Listeningにおいても音さえ聞き取ることができれば聞き取れたものは理解できる状態になるそうです。
また、平均的なネイティブは300wpmくらいで文章を読むらしいです。ここまでは行かないまでもこれに近い数字になることでネイティブに近い英語の処理能力があるという証明になるかと思います。
ということで、目標は200wpm以上を出すことです。
今の速度
では、今の速度は?と言いますと、なんと
65wpmです。
しかも、magic tree houseという小学校低学年向けの児童書を読んでの計測結果なのです。もう少し大人向けの文章であればもっと遅くなります。
そして少し調べて見たところ、日本の大学生英語を読む速度は大体100wpmだそうです。これには驚きました。曲がりなりにも細々と多読を中心に勉強を続けてきた私よりも一般的な日本の大学生のほうが圧倒的に読む速度が速いのです。自分の才能の無さに絶望しました。
さらに付け加えますと、私は語彙制限本のlevel1〔英検3級程度〕を読んでみても85wpm程度でした。昔から何かを高速に処理するのが苦手なのです。しかし、最低でも、200wpmに到達しなければ使い物にならないので、対策をして行く必要があります。
読む速度をあげるための取り組み
では、どうやって読むスピードを上げて行くか?です。
読む量を増やす
一つは単純に読む量を増やすことです。ナレにより処理能力を上げていきます。難しい構文を理解する際にスラッシュリーディング的に逐次日本語に訳してしまったりしているので、その辺は量をこなすことで解決するかなと思います。
速読の訓練
もう一つは速読の訓練です。これには2つの狙いがあります。
一つ目は、単純に素早く処理するための訓練です。上にも書きましたが、何を高速に処理するということが昔から苦手です。ですので、英語を早く処理する練習として速読を取り入れていこうと思います。
2つ目は、黙読の時の無意識の脳内での音読をやめることです。全くやってきていていないこともあり、音読が苦手です。じゃあ音読の練習しろよ、と思います。でも、音読で効果を上げるには既に内容をしっかり理解している文章を繰り返し読む必要があります。時間がかかります。また、発音についてもしっかり勉強する必要が出てきます。当然いずれはどこかでやります。が、今はやりたくない。今はまず面白い内容の文章をサクサク読めるようになりたい、それに向かってまっすぐ進みたい。
また、脳内の音読をやめることで、頭で理解できる限りの速度で文章を読むことができるようになるようです。これにより800wpm程度が出るようになった方もいらっしゃるようです。こうなると自分に取り込むことができるインプットの量の桁が変わってきます。英語力の成長速度に大きく影響します。しかし、当然一朝一夕に身につくものでもありません。ましてや私のベースの処理能力は著しく低く、また才能もない。ですので、少しずつ時間をかけて、計画的に取り組んでいきたいと思っています。
速読の訓練方法
速度の訓練方法ですが、これでいこうと思います。
色々検索して見ましたが、英語の速読について具体的にわかりやすく書いてくださっているのはここしか見つかりませんでした。生活リズム的に毎日はできそうにないので、細々と少しずつ続けていこうかと思います。
今までの反省
Japan Times STの多読を中心に今まで勉強してきたわけです。しかし、これが今となって考え直してみれば大いに反省材料です。というのも、基本的には本家Japan Timesと近しいレベルの記事が並んでいるので、注釈をフル活用しないととても文章を読み進めていけません。そして知らない単語が出現するたびに文章から一度目を切って注釈欄を確認するわけです。これでは読みのスピードが上がるわけもありません。幸い語彙制限本のLevel2程度までは辞書を使わずともスラスラ読めそうなのでこちらを中心にスラスラと読み進めていく感覚を養っていきたいと思っています。
まとめ
まとめます。
- 200wpm以上を目指す
- 今は65wpmしか出ていない
- これは一般的な大学生よりはるかに遅い
- 読む量を増やす
- 速読の練習をしてみる
- Japan Tiems STは難しすぎる(今の自分には)
以上、すこずつ難しい英文もスラスラ読めるように頑張っていきたいと思います。
語彙制限本(Graded Readers)の使い方
多読を推奨している私ですが、語彙制限本に関してあまり正しい知識を持っていなかったようです。調べてみてわかったことと、効率的な使い方について書いてみます。
語彙制限本とは
語彙制限本とは文字どおり語彙が制限された本です。こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、主に英国の会社が英語学習者向けに出版しているようです。
語彙が制限されている
語彙が制限されているわけですが、学習者のレベルに合わせて適切なものを使うことができるように、大体のものが6レベルに分かれています。大方の分け方は以下のような感じになります。(会社によってまちまちなので詳しくは調べてみてください。)
- Level1:英検4級程度:見出し語300語
- Level2:英検3級程度:見出し語600語
- Level3:英検準2級程度:見出し語1,200語
- Level4:英検2級程度:見出し語1,700語
- Level5:英検2〜準1級程度:見出し語2,300語
- Level6:英検準1級程度:見出し語3,000語
見出し語の意味がよくわかりませんが、おそらく95%とか97%とかがこの語数で構成されているということだと理解しています。大学受験を真面目にやった人は語彙が5000とかあるはずなので、語彙的には楽勝ということなんでしょうか?とはいえ、普通の小説や新聞は語彙が8000〜9000ないと厳しいとされているので、そういった意味では安心と言えます。
文法も制限されている
さて、これを私はしっかりと把握できていなかったため、いまひとつ使いどころがわかりませんでした。というもの文法もレベルによって制限されているということです。上にあげたようにLevel2は中学の全範囲、Level3はセンターレベル、Level4からLevel5で高校の全範囲という感じで徐々に難易度が上がっていきます。そして、この文法要素が読みやすさに大きな影響を与えてきます。いくら語彙があっても文法にあちこち穴がある状態では、Level4以上を読むのは非常に困難となります。
語彙制限本の有効活用法
ある程度のレベルまでは多読はダメ?
色々な英語学習サイトを見てみると、文法をしっかり完成(高校全範囲)させてから出ないと多読は危険とかいった意見も散見されます。また、TOEICの学習をしている方に多い気がするのですが多読は学習効率が良くない、という意見が多いです。
これは個人的な意見ですが、私はどちらの説にも否定的です。というのも私自身が多読で一気に実力が伸びたという意識があるからです。当然、全く文法など完成していません。難しい構文など全然解釈が間違っていると思います。
また、TOEICに関しても私が大いに参考にさせていただいている「英語の高地トレーニング」さんでは以下のような記事があります。
この記事は、数年かけて多読を中心としてReadingを磨けというようなことが書いてあります。どうしても今すぐ目標の点数が取りたい(もう少しで取れそう)という方以外は多読を中心にした方が良いのでは?と思います。
語彙制限本の効率的な使い方
さて、効率的な使い方です。
自分の今のレベルよりも1Levelしたの本を読む
これだけです。
つまり、英検3級ならLevel1、英検準2級ならLevel2といった具合です。これは自分が今まで勉強してきたものの良い復習になります。また、知っているから、使えるへの変換作業となります。
Levelをあげるタイミング
Levelをあげるタイミングですが、これは何冊か読んでも100wpmを安定して超えていたら、が良さそうです。が、読むのが苦痛になっていなければそんなに気にする必要はないそうです。
wpmの大事さは前々からわかっていたつもりですが、私自身全然わかっていませんでした。wpmは文字どおり1分間に読むことができる単語数なのですが、私の場合、これが60を超えたあたりからガラッと感覚が変わりました。そして、80を超えるとさらに感覚が大きく変わります。この数字は人によって多少違いがあると思います。そして超えたことがないので良くわからないですが、100、150、200と色々と変わってくるものと思います。
とにかく、私のわかってる狭い範囲で説明します。
60wpmを超える前
大げさにいうと、単語を見ながら日本語に逐一翻訳している状態です。関係代名詞とか不定詞とかの処理も相当適当で、別々の文章として理解している感覚です。
60wpmを超えた後
簡単な構文については、前から処理していけるようになりました。が、それを日本語に訳している感じです。
He gose to school を 彼は、いく、学校へ
みたいな感じですね。極端な例ですが。
関係代名詞や不定詞もある程度ちゃんと処理できるようになってきました。
80wpmを超えた時
これは、久しぶりに語彙制限本のLevel2を読んだらこうなりました。読んでいる最中に滅多に構文を意識する気持ちも日本語も出てきません。英語が英語のままで理解できる状態です。さすがに文章の97%が基本の600語で構成されていれば単語として知らないものは数ページに一回出てくるかどうかでした。そしてこれらは今までの勉強や多読で何十、何百と出会ってきた単語です。構文的にも英検3級レベルなので無意識に理解できるものがほとんどでした。
おそらくもっとwpmが上がっていけば、もっと色々な変化を感じるだろうと思います。
語彙制限本の効果
単純に多読をした時の効果が出るのですが、それ以外にも使い方がよければもっと良い効果がありそうです。
基本語彙を完璧にマスターできる
語彙制限本では、基本語彙が完璧にマスターできます。というのも、使うことができる単語に制限があるため、基本語彙をあらゆる角度から使い倒して文章が書かれています。have,make,get,giveその他の基本動詞や基本的な名詞にも多義のものが多いです。難しい別の動詞や名詞を使わずに基本語彙で表現されていて、それが何回も出てくるため、こういった重要な単語をしっかりとマスターすることができます。
文法事項を段階的にマスターできる
文法についても段階的に解禁されていくため、しっかりと基本的な文法事項をマスターした後に次の段階に進むことができます。私がそうだっただけかもしれませんが、この文法が段階的に解禁されることについてあまり重要視していない方が多いのかな?と思います。
文法に制限が多ければ多いほど、文章は短くなり、構造がシンプルになります。そして至極当たり前ですが、シンプルなものが理解できないと複雑なものは理解できません。しかし、厄介なことに、理解と言っても1か0かの二択ではないのです。つまり、シンプルなものがなんとなく理解できている、または時間をかければ理解できる状態であると、これまた時間をかければ複雑なものもまた理解できてしまったりします。
これが私がハマった罠です。なんとなく理解できる、でどんどん難しいものに進んでいく。すると1つの文を読むための時間と労力がどんどん増えていく、そして英語を読むのが嫌になる。これが以前に英語の勉強をやめてしまった原因でした。早く難しいもの(普通のペーパーバックとか)を読みたいのでどうしても気持ちがどんどん焦ってしまいます。でも、グッと我慢。急がば回れです。(自分に言い聞かせています。)
英語の複雑な構文は、結局はシンプルな構文の組み合わせであったりすることが多いです。つまりシンプルな構文を一瞬で特に意識せずに理解できる状態まで持って行っておけば、複雑な構文に出会っても嫌になりづらい、ということです。
では語彙制限本はいいことづくめか?
では語彙制限本はいいことづくめなのか?というと早々いいことだらけではありません。以下が語彙制限本の弱点です。
- お金がかかる
- つまらない場合が多い
- 選ぶのがめんど臭い
- 語彙はそんなに増えない?
お金がかかる
これは語彙制限本に関わらず多読をする場合の共通の悩みです。1冊700円〜1000円程度するので、100冊必要とすると10万円程度かかります。これに関してはどうしようもありません。図書館を使う、仲間と分担するぐらいしかないですね。図書館にもっと置いて欲しいです。
つまらない場合が多い
これは個人的な感想ですが、児童書の方が面白いです。色々な縛りの中で書いてくださっているので、しょうがないとも言えます。総単語数も制限されているので、話が急展開して唐突に終わる、というのが一番の問題ですかね…。
選ぶのがめんど臭い
これも上と似たような話です。当たり外れば大きいので、評判を見たりして1冊ずつ選ぶ必要があります。また、同じ話でも、別の会社、別のレベルで出ていたりするのがまためんど臭いです。その点、児童書はシリーズものが多いので、一度これと決めたら10冊程度は次々買っていけばよいので楽チンです。
語彙はそんなに増えない?
語彙は増えないかもしれません。すみません、わかりません。ただLevel6でも見出し語が3000とかなので、例えば英検準1級の語彙7000〜8000というところまで語彙制限本で持っていくのは辛いかもしれません。が、Level6を複数冊読んだわけではないのでわかりません。この辺も英語圏の子供が普通に使う語彙は出てくる児童書の方が良いかもしれません。
と色々書きましたが、お金がかかること以外は、児童書も合わせて読んでいけば解決できそうですね。児童書に関しては、語彙制限本よりもさらに1段階下のものを読んでいくと良いと思います。語彙も表現も難しいので。
まとめ
まとめます。
- 語彙制限本は語彙制限が段階的に行われている
- 語彙だけでなく、文法も制限されている
- 今の自分のレベルのワンランク下のものを読みこむ(復習)
- 弱点もあるが、児童書と合わせて読めば克服できるかも
以上となります。早く語彙制限のない本を読めるように精進していきます。
英字新聞多読が5ヶ月続いたので報告します。
思ったよりも順調に続けることができています。と、同時にJapan Times STを卒業して次のステージ(Japan Times On Sundays等)に移る目処が全く立っていません。
色々な勘違いや誤算がありましたのでその辺を含めて書いていきたいと思います。
前回の報告こちら
読む速度
恒例のMagic Tree house シリーズで計測してみました。
Polar Bears Past Bedtime (Magic Tree House (R))
- 作者: Mary Pope Osborne,Sal Murdocca
- 出版社/メーカー: Random House Books for Young Readers
- 発売日: 1998/01/12
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (8件) を見る
5659語を1時28分ということで
64wpm
でした。
なんと3ヶ月連続の進捗なしです。
しかも多読で有名なSSSのページを観てみたら、大人の場合でも80wpmは出てないとあまり良くないようなことが書いてありました。まぁ、大人の場合は楽しめていたら速度はそんなに気にしなくてもいいよ、とも書いてありましたが。一応内容は結構しっかり理解しつつ、楽しみむことはできてはいます。が、児童書でなくGradedReadersへしばらく鞍替えしようかな?とも考えています。
理解度は上がったのか
多読だけでなく、ALL IN ONEも同時進行で勉強しているということもありますが、徐々に構文がしっかり取れるようになってきました。前置詞+関係代名詞とか不定詞の後が前置詞で終わっているものとかを以前は大体の理解で読み飛ばしていました。きちんと理解しなくてもなんとなくの意味が取れることが多いので。最近はこう言った少し解釈が複雑なケースでもなるほどね!と理解できるようになってきました。こう書くとそんなの当たり前じゃねぇかと思われるかもしれません。しかし、多読のリズムを損なわないようにある程度のスピードを持ってこれを解釈していくのに私はこれだけの時間がかかりました。当然まだまだしっかりと構文を取れていないケースの沢山あります。
また、英検2級取れるか取れないかくらいのレベル感の私とALL IN ONEと多読の組み合わせは非常に相性が良いです。ALL IN ONEについては別で記事を書く予定ですが、単語熟語文法についてのインプットを入れつつ多読をしていくと、学んだ知識がすぐに読んでいる英文に現れたりして復習になります。それも小説や新聞記事の中で使われているのを確認できるので、今やっていることは無駄ではないとわかり非常にモチベーションが上がりやすいです。と同時に、多読だけでは単語熟語文法を高いレベルで身につけることは非常に難しいと実感できます。全て大事なのですが、特に文法語法は大事だなと痛感します。
誤算について
私の中で大きな誤算がありました。それはJapan Times STは3ヶ月も読めばJapan Times On Sundaysなりの次のステージに行けるだろう、という甘々な考えでした。全く知らないというのは恐ろしいものです。多読を始めた時は英検3級受かるかな?レベルの実力です。よく考えなくても英検3級レベルから3ヶ月で英検準1級かそれ以上のレベルになるわけがない。しかし、最大の誤算は今のレベルから英検準1級レベルへの距離の遠さです。しっかりと確認してわけではありませんが、Readingだけであれば英検2級に受かるかもしれないくらい力が今の自分にはあると思っています。しかし、Japan Times STの記事のうちの半分かそれ以上はしっかりとは理解できません。当然Japan Times STの記事についている注釈も見まくっていますし、注釈なしの単語でわからないものも沢山あります。さらに悪いことに全ての単語が知っている単語なのに意味が取れない文章もたまに出てきます。そう言ったこともあり、ALL IN ONEでの勉強を始めました。するとこれがまた全然わかりません。これをやり終えても語彙は6000語レベルで英検準1級の7000語程度には1000も不足します。それなのにALL IN ONEで出てくる例文で全ての単語が知っている例文というものがほとんどない状態です。文法に対する理解も全然足りていません。これは相当時間がかかるな、とやっと理解しました。今年度中に英検準1級レベル(Readingのみ)にたどり着ければ御の字かな、と思っています。
もう一つの誤算というか勘違いは、Japan Times STのレベルです。事前に調べた触れ込みでは英検3級〜2級に対応しているというものでした。しかし、改めて詳しく調べると英検準1級のレベルの語彙であっても注釈もついていないことがしばしばある、ということがわかりました。どうのおかしいと思っていたのです。英検準2級のReadingをほぼ満点を取れる実力があるはずなのに全く理解できない記事が沢山ある。全然卒業できる気配がない。もしかすると事前の触れ込みは精読を前提としたレベルわけなのかもしれません。しかし、正直多読で読み飛ばしても最低3時間半はかかるので私としてはこれを精読なんかしている時間はありません。正直、英検3級にギリギリ受かるようなレベルの人には辞書を使わずに読める記事は2つくらいしかないと思います。学生向けを謳っているわけですから想定している読者レベルと具体的な学習方法をもう少し公式が教えて欲しいな、と思います。
以下、私がこのやり方がいいかな?と思う使い方です。
対象読者:英検準2級合格レベル〜英検準1級を目指す人レベル
使い方
- 兎に角、なるべく全ての記事を辞書を引かずに読み通す
- 余力があれば、スラスラ読めるレベルより少しだけ難しい記事を1記事精読
レベルが上がってくると多読としてはボリューム不足になりますので、別に児童書かGradedReaderで読書量を調整する必要はあるかと思います。
まとめ
まとめます。
- 構文を取る力が徐々についてきた
- ALL IN ONEと多読を同時に進めると効率が良さそう
- 普通の英字新聞を読めるようになるにはまだまだ相当時間がかかりそう
- Japan Times STで挫折する人を減らすためにももう少し公式が情報を出して欲しい
Japan Times STとはまだまだ当分の間付き合っていくことになりそうです。
ALL IN ONE BASICの使い方
私が英字新聞多読を始めるにあたってお世話になったALL IN ONE BASICの使い方について説明してみたいと思います。
ALL IN ONE BASICとは何か?
ALL IN ONE BASICとは、文法、単語熟語、リスニング、ライティングがこれ一冊で全て身につくと謳われている夢のような参考書です。
内容としては、文法、単語熟語がちりばめられた例文が918載っており、ネイティヴがナチュラルスピードで読み上げた音声が付属しています。レベルは中学の復習と高校の途中まで〔センター試験でそこそこの点数が取れるくらいまで〕というものです。
有名なDUOの低レベル版でさらに文法要素を網羅的に組み込見込み、文法をさらっと解説してある、といった感じでしょうか。
私としてはこれがすごく気に入っております。今、英字新聞多読が続けられているのもこれのおかげ、と言い切って良いです。
使用するタイミング
本には中学英語は終わらせた後に取り組めと書いてあります。そして、私もそれをお勧めします。実は中学範囲も内容に含まれておりますので、中学英語が曖昧であっても始めていいよという方もいらっしゃるようです。しかし、以下2点で私はやめておいた方が良いかなと思います。
初めに、そんなに詳細な文法解説じゃないです。ですので基礎がわかってない状態だと厳しいです。また、中学英語は全ての基礎なのでしっかり理解しておいた方が後々何かといいことがあると思います。二つめに、文字通りのオールインワンなので、知らない単語熟語がわんさか入った例文にさらに知らない文法が詰め込まれています。これを勉強する時の精神的負荷は結構高いです。それを少しでも和らげるために、中学英語については文法も単語熟語もある程度しっかりと理解しておいた方が良いです。勉強は続けることが大事だと思いますし。
勉強方法
勉強方法はこの本にキッチリと書いてあります。とても親切です。でも無視します。いや、無視しないでちゃんとやった方がさらに高い効果が得られるのかもしません。しかし、私の場合は長い目で見て最終的にしっかり実力がつけばいいやと思っています。ですので、極力勉強する時の負荷を下げる方法を考えます。
その方法は流し読みです。とにかく何周も回して最終的に8割くらい頭に残っている状態が作れれば良いかなと考えています。ですので、特に1周目はどんなことが書いてあるのか確認してみよう、くらいの感覚です。特に文法事項は細々とした説明を読んでもつまらないだけだったので3周目くらいまでは読んでいません。だいたい以下のような手順で回しました。
- 例文を日本語を一切見ずに意味が取れるか確認
- 詰まったらすぐ単語熟語の解説を確認
- もう一度、例文の意味をとってみる
これだけです。1日の勉強は昨日やった分を全て復習してから、新しい例文へです。復習の部分も勉強方法の流れは一緒です。これを6周回しました。3周目くらいからは少し余裕ができてたので、どうしてそういう訳になるのか?とかそう言った疑問が残ってる部分の文法の解説も読んでみたりしました。
最終的な仕上がりとしては、8割も習得できたかはわかりません。が大体の例文を見て頭から意味をとっていけるようになりました。そして飽きてきた為終了としました。
効果
上の方でも書きましたが、これのおかげで英字新聞の多読を続けていく土台ができました。英検3級すら怪しいレベルであった私の英語力を短期間に準2級レベルくらいまで文法単語熟語共に引き上げてくれました。ALL IN ONE BASICは1つ1つの例文に文法単語熟語がこれでもかというくらい詰め込まれています。その為、勉強する時の負荷が高いわけです。しかし、逆に考えると盛りだくさんの内容のうち、その中の一部でも身につけることができれば少しであっても実力が着くのです。一冊を繰り返し勉強していくうちに総合的に実力を伸ばしていくことができました。
最近になって今更気がついたことなのですが、Japan Times STは他の週間英字新聞に比べて英語の文章量が多めかつ単語熟語が難し目らしいです。最初は大分キツかったですが続けていくことができたのが、何よりきちんとした実力がついた証拠かなと思います。また、ALL IN ONE BASICに掲載されていたにも関わらず、習得できていなかった単語熟語が結構ありました。が、多読しているとコレ絶対見たことあるぞと気がつきます。気がつくのに意味が出てこない。でも、見たことあると思える単語熟語はある程度記憶に残っているということなのです。だから、そのあと比較的簡単に覚えられます。こういったこともあり、英字新聞の多読を始めた後は急速に実力が伸びていった感覚がありました。
まとめ
ALL IN ONE BASICは、918の例文に基礎レベルからセンターレベルの文法単語熟語が詰め込まれている。
勉強方法は、
- とにかく流し読み
- とにかく繰り返す
5周から6周くらい回せば大体は頭に入ると思います。私の場合はその後多読に入る予定だったので大体でよかったですし、その後復習もしてません。ALL IN ONE BASICはあくまで実力の底上げ用だと思っています。さらにしっかりとした実力をつけたい場合にはALL IN ONEを勉強しましょう。こちらについても勉強方法が定まりましたら記事を書く予定です。