英語多読で読む英文のレベルの判断方法
英語多読では、自分が読めるレベルより少し易しいレベルのものを読んでいくのが基本となります。
しかし、それが本当に適切なレベルなのか?は不安になるところかと思います。
ひょんな事からなかなか使えそうな判定方法を発見しましたので、シェアしたいと思います。
子供の素朴な疑問
私には小学一年生の娘がいるのですが、娘が私に質問をしました。
本を読み聞かせしてもらうとテレビみたいになるのに、自分で読むとテレビみたいにならないのはなんで?
子供は英語を勉強しているわけではないので、日本語での話です。
娘の言いたかったとこは、
- 読み聞かせてもらうと、頭の中でテレビを観ているように(登場人物や景色が映像化されて)物語が展開されていく
- 自分で文章を読むと、そう言ったことが起こらない
ということのようです。
小学一年生には、日本語の文章を読むこと自体がまだまだ難しいようです。だから、この文字はなんて読むのか?単語の区切りは何処か?この単語の意味は何か?などを分析することに脳の力を沢山使っています。
だから、文章の意味を理解してそこで説明されている情景を頭の中に描くところまで力が残っていない、ということだと思います。
手前味噌ですが、私の娘は小学一年生としてはまずまず文章を読むのが上手な方だと思います。読書自体も好きで本も結構読んでいますし、音読もそこそこ感情がこもった読み方ができています。
私は娘に
もう少し簡単なお話や絵本を沢山読むようにしようか
と答えました。
その後に、これって英語の多読にもそのまま当てはまるのでは?ということに気がつきました。
映像化できるかどうかで判断
つまり、英文を読んでいてパッと頭の中に情景が浮かんでこない場合は、文の構造、文法、単語などの要素に理解に脳の持つパワーの殆どが使われている為、いわゆる多読で求められる状態になっていないようです。この場合にはもう少し英文のレベルを下げた方がよい、と考えられます。
逆に、少しモヤっとするところがあったとしても、パッと景色が思い描け、映像化できているのであれば、話の内容に集中することができていると言えるのではないかと思います。つまり、多読で目標とするレベルなら英文を選択することができていると考えられます。
さらにもう少し、英文のレベルを下げるか英語を読み慣れれば、英語を英語のまま理解している自分を実感できるかもしれません。
ただし、この判断方法はニュース系の文章だと多少コツが必要かもしれません。なられないうちは、graded readerか児童文学などの物語でお試しください。
まとめ
英語多読の素材として適切かどうかは
- 英文を読んで映像化できるかどうかで判断する
- 映像化できなければ、少しレベルを下げてみる
という方法のご提案でした。
少しでも皆さんのご参考となれば幸いです。