子供の教育に対する考え方 小学校1年生編
子供の教育について考えたこと、やったこと、その結果をまとめます。
小学校に上がるのを期に本格的に子供の教育について考え始めたこともあり、情報取集も十分ではありませんでした。
また、どれだけ頭の中だけで考えても、相手は1人の人間なので、こちらの思うように動いてくれるわけではありません。
私の試行錯誤の記事を通して、少しでも皆さんのお役に立てればと思います。
教育に力を入れよう思ったきっかけ
子供が小学生になるので、そろそろ本格的に教育に力を入れようと思いました。
なぜそう思ったかと言いますと、長年の社会人経験で以下のことに気がつきました。
- 頭の良い人はほとんど例外なく、子供の頃にたくさん勉強している
- きちんと勉強すれば、必ず頭は良くなる
幸運なことに、現在の職場では周りに一流大学卒でかつ社会人としても優秀な方がたくさんいます。その人たちに子供の頃の話を聞いてみたところ、ほとんど全員が小学校からずっと猛烈に勉強をしていたことがわかりました。
※一人だけ例外的にあまり勉強していなかったのに猛烈に頭が良い人がいました。
また、私は子供の頃にそんなにがむしゃらに勉強もしていないですし、当然一流の大学にも入れませんでした。しかし、社会人になってから地道に勉強を続けて、一流大卒の優秀な方達と一緒に仕事をしても、なんとかやっていけるレベルになっています。
※経験年数が私の方が長いことが多いので、私の方がアドバイスをするようなこともしばしばあります。
そして、子供頃の私には、
勉強も勉強の仕方も教えてくれる人が、一人もいませんでした。
子供の頃は勉強する目的も
いい大学に入る為
と思っていました。だからいやいや勉強していました。
こう言ったことを踏まえて、
自分の子供には私が色々と苦労してわかったことを教えてあげたい
そうすれば、子供人生がより楽に楽しくなるのではないか?と考えました。
ゴールの設定
一番大事なことは、
人間性をキチンと育てること
だと思っています。
しかし、全ての面に置いて優れた人間性、などというものはそもそも存在しません。
ですので、いくつかの特性をピックアップして教育をしていこうと考えました。
- ポジティブさ
- 多様な考え方を受け入れる寛容さ
- 努力の大切さへの理解
- 科学的態度
ただし 、性格は遺伝と家庭外の環境で殆どが決まるらしいので、習慣を作るということぐらいしかしてあげることはできないかと思っています。
もう一つは頭を良くすることですが、こちらの目標は比較的簡単で、上位国立大学に受かるレベルを目指す、ということになります。
※簡単 は、目標を立てるのが簡単、という意味です。
当初の計画と実践
結論から言ってしまいますと、最初に立てた計画はあっさり失敗しました。
しかし、その時にどういう考え方で計画したかを書いていきます。
人格面
これに関しては、別の目的でヤマハ音楽教室に通わせているのが、大いに役に立ちました。
ピアノは練習しないと絶対にできないし、逆に練習をすればびっくりするくらいできるようになります。
これを通じて、
努力の大切さと努力をすれば必ずできるようになる
ということを教えることができています。
しかし、当然けっこう付きっきりで見てやる必要があります。また、
できない→嫌い→やらない
の悪循環にすぐにハマってしまうので、たくさん褒めたり、練習の習慣をつけさせるさせるために、時には厳しくしつこく言ったりと相当のサポートが必要になります。
未だに練習は言われなければやりませんが、
練習を続ければできるようになる
という意識は持ってくれているようです。
学力面
こちらが問題でした。
ターゲットは、国語と算数だけにしぼりました。これは、この2教科が積み上げ式の教科だからです。基礎からきっちりと理解していかないと、どこかで急にお手上げになります。
また、あまりたくさんのことをいっぺんに始めても子供が嫌がってダメだろう、という思いもありました。
国語
小学校1年生でやるのは大体以下です。
- ひらがな
- カタカナ
- 漢字
- 簡単な文章の読み書き
このうち、ひらがな、カタカナは保育園で結構きっちりやらされていたので特に問題はありませんでした。
そこで言葉を覚える意味も含めて
を一日一枚やる
夏休みぐらいから、一日1ページ絵本を自分で読む
算数
こちらは、計算が速く正確にできるようになることを目標としたかったので
百ます計算をひたすらやる。
私自身が、計算が遅い上に不正確でめちゃくちゃ苦労したので、そのコンプレックスがかなり入っていると思います。
このような計画を立てました。
まったく思うように進まない
とにかく、勉強をやってくれませんでした。
理由は2つです。
- 毎日学校の宿題がでてるから
- 内容がつまらない
びっくりしたのですが、一年生でも毎日宿題がでます。文字の書き取りと計算問題です。
2学期の中頃までは宿題をやるだけで結構時間がかかってしまい、そもそも渡したプリントにたどり着かない。
また、渡したプリントの内容が宿題と似通っているために、うんざりしてやる気が出ない、やらない、と言うパターンが続きました。
やっぱり楽しくないと
勉強嫌いになられると困る
と思い、やり方を変えることにしました。
また、毎日宿題がでているので、基礎は宿題をきっちりやればいいかなと思い一旦おいておくことにしました。
何か楽しみながら、学力を伸ばせそうなのもを探していたところ、
が見つかりました。
これは未就学児童から始められるレベルのものです。簡単なものをやって自信をつけさせる目的もあったのでここから始めることにしました。
これをコピーして、毎日一枚渡しました。
迷路とか遊び感覚なので、キチンと毎日やってきてくれました。
後半になってくると結構難しくて間違っていることも多かったです。が、しっかりやってきてくれました。一つ困ったことは、宿題よりなぞぺーを優先してしまい、宿題やってない、みたいな時が結構あったことです。
はじめてなぞぺーは、4周やらせました。
最後の方は、コピーしたものを2枚渡してもサクサクこなしてきましたし、最後まで飽きた様子はありませんでした。
問題文は各問題1行程度ですが、一年生には、1人で文を読む練習になりました。また、問題の内容も図形を二等分にするとか、合体させて別の形にするなど自分で考える力がつきそうなものです。
その後、普通のなぞぺーに進もうかとおもったのですが、一年生には少し難しそうでした。そこで現在はこちらをやらせています。
ごく簡単な数独的なものと、文章を読んでその条件に合う答えを考えるクイズのようなものの2種類が交互に出てくるものです。
これで、文章を読む力と論理的に考える力をつけさせていこうと思っています。
2月11日現在で、これの2週目に入っています。
子供の方からもっとやりたいと言ってきた
はじめてなぞぺーと算数と国語を同時にのばすパズルに関しては、
子供方から続きをやりたい
といってきますし、渡すとすぐにやって持って帰ってきます。
楽しんでやってくれた方がしっかり身につくと思うので、ひとまず安心といったところです。
嬉しいことに、最近は学童に置いてある伝記をいくつか自分一人で読み進めているようです。本好きに育ってきてくれているのが、嬉しいところです。
けっこう難し目の本を一人で読めていたようなので、早速これをプレゼントしました。
2年生用なのですが、普通に読めていました。伝記を読むことは、ただ国語力が上がるだけではなくて、様々な人の考え方や努力の大切さなんかを学べるので非常に効率が良い、と思います。
まとめ
長くなりましたが、
- 自分が苦労してわかってきたことを子供に伝えたい
- しっかりと人格形成をした上で頭がいい子になってほしい
- 親の思いだけで計画を立てても上手くいかない
- 楽しいものは子供が進んでやる
ざっくりとまとめるとこんなところでしょうか。
正直もっとレベルの高いことをやられている方はたくさんいると思います。
しかし、子供の性格や取り組み姿勢にはものすごく個人差があると考えています。
我が家にとっては、まずまず順調なスタートと言って良いと思っています。
また、低学年のうちの最大のポイントは、勉強に穴を作らないことだと思っています。
ですので、焦ってどんどんと進めるよりは、進みは遅くてもしっかりと復習をして定着させていくことが大事かな、と考えています。
少しでも皆様のご参考となれば幸いです。