子供に伝記を読ませることの重要性
子供に伝記を読んでほしいなぁ
という思いは前からあったとですが
なぜ、伝記を読むことが重要なのか?
が少し漠然としているところがありました。
すべてではないですが、
はっきりとわかったこと
があるのでまとめてみます。
今までの理解
伝記を読むことの重要な点は、
人格形成にある
と考えていました。
過去の偉人の人生を疑似体験することによって
- 努力の大切さ
- 様々な価値観
などを身につけること
が、主な効果かな、と考えいました。
この考え方には今も変わりはありません。
では、何が変わったのか?
大人になってからの勉強は楽しい
子供の頃、勉強することって苦痛じゃなかったですか?
とりたててキライというわけでなくても、テレビだったりゲームだったりと勉強よりもっと楽しいことがたくさんありました。
それに何ために勉強などするのか?これは少なくとも私の周りの大人は全然教えてくれませんでした。
- よい大学へ行くため
- よい会社に入るため
は、本当の答えになっていない
ということは、子供はみんなわかっているんじゃないかと思います。
一方で、大人になってからの勉強は楽しいのです。
なぜか?
とても簡単で、勉強する目的がはっきりしてるからなんですよね。
コレをやったら、あれができるようになる。とか、この資格が取れれば、給料が増えるとか。
目標がはっきりしていることがほとんどなんですよね。だから、もし楽しくなくてもモチベーションをしっかり保って勉強できるわけです。
私は今、数学を高1からやり直している最中です。
昔から数学は苦手でもなかったんですが、高校時代の私は勉強自体はイヤイヤやってました。
でも、今はやりたくてしょうがないし、全然出来ないんですけど、解るようになりたい!という気持ちが湧いてきます。
数学ができるようになれば、経済学の勉強ができるようになるし、その先に金融工学をしっかり勉強したいという 目標もある。
それだけでなくて、数学は物理化学生物はもちろん、工学の分野でも、共通の言語なんですよね。
だから、数学ができれば一気に世界が広がる。
それがわかっているから、やる気がでるんです。
伝記は子供の勉強に目的を与える
それで伝記に話を戻します。
なぜ勉強するのか?の一つの答えが伝記には書いてあることがある、ということに今更気がつきました。
1人の人間の人生を通して、その人が勉強してきたとことがどう花開いたか?が物語として示されています。
過去の色々なタイプの偉人の人生を物語を通して経験できるんです。
そこには、化学者も物理学者も社会学者もピアニストもスポーツ選手もその他にも、色んな分野の偉人がいます。子供が読んだ人物について、親が具体的に今やっている勉強のどういうところが役立つのか?を補足してあげるとなお一層良いかもしれません。
まとめ
- 伝記を読むことのメリットは人格形成だけじゃない
- 勉強は目的がはっきりしていれば頑張れる
- 伝記は偉人人生を通して勉強の目的を教えてくれる
子供の教育として伝記を読ませることは、非常にコストパフォーマンスの良い方法だと思います。
ただし、子供が楽しんで読まないと意味がないので、子供がほっておいても自分から読むような面白い伝記の本を探さないといけませんね。
少しでも皆様のお役に立てば幸いです。