英字新聞多読が5ヶ月続いたので報告します。
思ったよりも順調に続けることができています。と、同時にJapan Times STを卒業して次のステージ(Japan Times On Sundays等)に移る目処が全く立っていません。
色々な勘違いや誤算がありましたのでその辺を含めて書いていきたいと思います。
前回の報告こちら
読む速度
恒例のMagic Tree house シリーズで計測してみました。
Polar Bears Past Bedtime (Magic Tree House (R))
- 作者: Mary Pope Osborne,Sal Murdocca
- 出版社/メーカー: Random House Books for Young Readers
- 発売日: 1998/01/12
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5659語を1時28分ということで
64wpm
でした。
なんと3ヶ月連続の進捗なしです。
しかも多読で有名なSSSのページを観てみたら、大人の場合でも80wpmは出てないとあまり良くないようなことが書いてありました。まぁ、大人の場合は楽しめていたら速度はそんなに気にしなくてもいいよ、とも書いてありましたが。一応内容は結構しっかり理解しつつ、楽しみむことはできてはいます。が、児童書でなくGradedReadersへしばらく鞍替えしようかな?とも考えています。
理解度は上がったのか
多読だけでなく、ALL IN ONEも同時進行で勉強しているということもありますが、徐々に構文がしっかり取れるようになってきました。前置詞+関係代名詞とか不定詞の後が前置詞で終わっているものとかを以前は大体の理解で読み飛ばしていました。きちんと理解しなくてもなんとなくの意味が取れることが多いので。最近はこう言った少し解釈が複雑なケースでもなるほどね!と理解できるようになってきました。こう書くとそんなの当たり前じゃねぇかと思われるかもしれません。しかし、多読のリズムを損なわないようにある程度のスピードを持ってこれを解釈していくのに私はこれだけの時間がかかりました。当然まだまだしっかりと構文を取れていないケースの沢山あります。
また、英検2級取れるか取れないかくらいのレベル感の私とALL IN ONEと多読の組み合わせは非常に相性が良いです。ALL IN ONEについては別で記事を書く予定ですが、単語熟語文法についてのインプットを入れつつ多読をしていくと、学んだ知識がすぐに読んでいる英文に現れたりして復習になります。それも小説や新聞記事の中で使われているのを確認できるので、今やっていることは無駄ではないとわかり非常にモチベーションが上がりやすいです。と同時に、多読だけでは単語熟語文法を高いレベルで身につけることは非常に難しいと実感できます。全て大事なのですが、特に文法語法は大事だなと痛感します。
誤算について
私の中で大きな誤算がありました。それはJapan Times STは3ヶ月も読めばJapan Times On Sundaysなりの次のステージに行けるだろう、という甘々な考えでした。全く知らないというのは恐ろしいものです。多読を始めた時は英検3級受かるかな?レベルの実力です。よく考えなくても英検3級レベルから3ヶ月で英検準1級かそれ以上のレベルになるわけがない。しかし、最大の誤算は今のレベルから英検準1級レベルへの距離の遠さです。しっかりと確認してわけではありませんが、Readingだけであれば英検2級に受かるかもしれないくらい力が今の自分にはあると思っています。しかし、Japan Times STの記事のうちの半分かそれ以上はしっかりとは理解できません。当然Japan Times STの記事についている注釈も見まくっていますし、注釈なしの単語でわからないものも沢山あります。さらに悪いことに全ての単語が知っている単語なのに意味が取れない文章もたまに出てきます。そう言ったこともあり、ALL IN ONEでの勉強を始めました。するとこれがまた全然わかりません。これをやり終えても語彙は6000語レベルで英検準1級の7000語程度には1000も不足します。それなのにALL IN ONEで出てくる例文で全ての単語が知っている例文というものがほとんどない状態です。文法に対する理解も全然足りていません。これは相当時間がかかるな、とやっと理解しました。今年度中に英検準1級レベル(Readingのみ)にたどり着ければ御の字かな、と思っています。
もう一つの誤算というか勘違いは、Japan Times STのレベルです。事前に調べた触れ込みでは英検3級〜2級に対応しているというものでした。しかし、改めて詳しく調べると英検準1級のレベルの語彙であっても注釈もついていないことがしばしばある、ということがわかりました。どうのおかしいと思っていたのです。英検準2級のReadingをほぼ満点を取れる実力があるはずなのに全く理解できない記事が沢山ある。全然卒業できる気配がない。もしかすると事前の触れ込みは精読を前提としたレベルわけなのかもしれません。しかし、正直多読で読み飛ばしても最低3時間半はかかるので私としてはこれを精読なんかしている時間はありません。正直、英検3級にギリギリ受かるようなレベルの人には辞書を使わずに読める記事は2つくらいしかないと思います。学生向けを謳っているわけですから想定している読者レベルと具体的な学習方法をもう少し公式が教えて欲しいな、と思います。
以下、私がこのやり方がいいかな?と思う使い方です。
対象読者:英検準2級合格レベル〜英検準1級を目指す人レベル
使い方
- 兎に角、なるべく全ての記事を辞書を引かずに読み通す
- 余力があれば、スラスラ読めるレベルより少しだけ難しい記事を1記事精読
レベルが上がってくると多読としてはボリューム不足になりますので、別に児童書かGradedReaderで読書量を調整する必要はあるかと思います。
まとめ
まとめます。
- 構文を取る力が徐々についてきた
- ALL IN ONEと多読を同時に進めると効率が良さそう
- 普通の英字新聞を読めるようになるにはまだまだ相当時間がかかりそう
- Japan Times STで挫折する人を減らすためにももう少し公式が情報を出して欲しい
Japan Times STとはまだまだ当分の間付き合っていくことになりそうです。