いつむーななやー

日頃考えていることを書き残します。

音読パッケージとSSS多読の関係

英語完全上達マップでお馴染みの音読パッケージとSSS多読の関係について考察してみたいと思います。

 

音読パッケージ

音読パッケージとは中学校の英語の教科書レベルの教材を繰り返し音読するというものです。一つの意味を持った文章の塊をリピーティングやシャドーイングで30回程度繰り返す。これをさらに何セットか繰り返す。こうすることによって英語の基礎を完全に自分の中に取り込んでしまおうという学習方法です。

詳しくは以下を参照してください。

英語上達完全マップ●音読パッケージ

 

SSS多読

SSS多読は語彙制限本を中心にひたすらに易しい内容の本を多読することによって英語力を伸ばしていこうという学習方法です。

詳しくは以下を参照してください。

 

共通点

最近ようやっと気がついたのですが、この二つの学習方法には共通点があったということです。

音読パッケージは一つの教材を学び尽くす。SSS多読は一つ一つを軽く読み飛ばしてどんどんたくさんの本を読んでいく。一見全く正反対のように思えます。が、目指しているものに一部一緒のものがあることに気がつきました。

それは、中学英語を徹底的に頭に刷り込む、ということです。音読パッケージは中学2年、3年レベルの教科書のような内容を徹底的に読みまくり、そこから学び尽くすこと。SSS多読でも、語彙制限本のレベル2、レベル3がちょうど同じくらいのレベルにあたります。このあたりのレベルを徹底的に読み込んで、レベル3だけで100万語読んでもよい、くらいのことが書かれています。

中学英語レベルの内容をじっくり考えて読むのではなく、無意識のうちに一瞬で処理できるくらいに習熟してしまおうという点が、両方の勉強法の共通点であると考えます。つまりそれだけ中学英語は大事ということでもあります。

 

どっちのやり方が良いのか?

ではどちらのやり方が優れているのでしょうか?こう言うと身もふたもないですが、人によります。私には音読パッケージは合いませんでした。このやり方は何より根気が必要です。同じ素材を何十周もするので。しかし、シャドーイング、リピーティングが基本となっているので、発音や英語独特のリズムになれることができるなど、SpeakingやListeningの基礎を作ることもできそうです。負荷が高いだけに見返りも大きいのかもしれません。

一方のSSS多読ですが、こちらはとにかくお金がかかります。語彙制限本はどれだけ薄っぺらいですが普通の本1冊分の値段がします。当面の百万語を目指すだけでも最低数万円はかかります。〔図書館にあれば超ラッキーですが〕また、学習の進め方が非常に難しいです。これで私は一度挫折しました〔挫折してばっかりですね〕。しかし、当然良い点もあります。それは一生ものの多読技術が身につくということです。英語の超上級者になる為に多読は不可欠です。また、英語を勉強している人の中には英語の文献〔小説、論文、ビジネス書など〕を読みこなしたいから勉強するという人もたくさんいると思います。つまり早いうちから多読になれることができ無駄がないと言えます。

 つまり、どちらの勉強法も一長一短あります。自分の性格や趣味や現在の英語のレベルで各自判断する必要があります。

 

まとめ

  •  音読パッケージとSSS多読には共通点がある
  • それは中学英語を一瞬で処理する力を身につけること
  • どちらのやり方も一長一短
  • 自己判断であっている方を選べば良い

英語完全上達マップについては実践記をまとめている方がたくさんいらっしゃるようです。が、SSS多読については進めていく上での苦労やポイントなどをまとめている人があまり見当たらないような気がします。少しでも皆様の参考になる記事がかければ良いなと思います。