1万時間の法則を正しく理解して時間を有効に使おう
私自身、1万時間の法則に関して理解があやふやだったので整理しました。あなた自身の時間を有効に使う為にもしっかり理解して活用しましょう。
1万時間の法則とは
1万時間の法則とは簡単にまとめると、
過去の偉人を研究したら、成功する為の努力を1万時間程度していた
ということです。ここのことから、1万時間の努力で一流になれるという風に広まっています。
闇雲に時間をかけても無駄
1万時間は、1日1時間だと約30年かかることもあって巷では、一流でなくてそこそこのレベルでいいなら20時間で十分だよ、という説もある様です。
私も何も考えずにただ量をこなす、というのはまったく意味のない方法だと思います。
社会人の方は、ご自身の周りの人を思い出して下さい。1万時間というと1日9時間を3年、ということになります。社会人3年目〜5年目くらいの若手か中堅社員が全員一流と言えるレベルになっているでしょうか。なってないですよね。
しかし、逆にまた、新人よりも遥かに劣っている5年目、というのも殆どいないのではないでしょうか。
時間をかけるだけで、一流になることはできないもののある程度のレベルになることはできそうです。
では、伸びていく人とそうでない人の差はなんなのでしょうか?
成長し続ける為の学習方法とは
言語学習の分野で言われている方法として
というものがあります。
難しいことが色々書いてありますが、ざっくり言うと、今の自分のレベルより、ほんの少しだけ上のレベルの学習をすることで成長して行ける、という理論です。
ここから分かることは、勉強をすればした分だけ成果がでます。でも、ちょっと上のレベルの学習をしなければ成長しない、ということにもなります。
あまり成長してはいないけど、新人よりは大分マシな5年目社員は、
最低限自分の与えられた仕事だけ無事にこなせればいいや
という思いで仕事しているのだと思います。だから、与えられた仕事をなんとかこなせるレベル、で成長が止まってしますのです。
成長し続ける為には、常に今の自分のレベルを確認して、ほんの少しだけ挑戦し続けていくことが必要になります。
時間をかけることは無駄なのか
自分を成長させるには、勉強の量ではなくて質が大事ということが分かっていただけたかと思います。
では、時間をかけることは無駄なのでしょうか。1万時間とはなんなのでしょうか?
1万時間とは、
効率良く自分を成長させていったとしても一流になるまでに必要な時間
です。
時間をかけることは無駄ではなくて、逆に絶対に必要な条件になります。
私は野球はあまり詳しくないのですが、イチロー選手は首位打者を何年も連続で取っていたのにも関わらず、毎年バッティングホームを少し変えていたらしいです。常に問題意識をと持って改善し続けること、が一流の条件なのかもしれませんね。
こうなってくると、とてつもなくハードルが高くて自分にはとても無理、と思う方も多いかもしれません。
でも、安心して下さい。
1万時間勉強しないと意味がないのか
確かに、1万時間の質の高い学習をしなければ一流にはなれません。
しかし、逆に
やったら、やった分だけ必ず成果はでます。
絶対にどうしても一流になりたい、人よりも上を行きたい、と言う人には最低1万時間が必要になります。
でも、冒頭でも申し上げたとおり、20時間でもうまくやればソコソコのレベルに成れるという説もあります。100時間や1000時間やれば確実にちょっとできるレベルになれます。
自分はどのレベルになりたいのか?を考えて取り組んでいけば良いかと思います。
まとめ
- 成長する為には学習の質が一番大事
- 成長するにはほんの少しだけ挑戦する
- 一流になるにはやっぱり1万時間は必要
- でも、やった分だけ必ず成果はでる
どんな人でもイキナリ一流になったわけではありません。少しずつステップアップして行きましょう。